ご祭神(配祀神)

ご祭神(配祀神)

白崎八幡宮では配祀神として、武内宿禰命、埴安姫命、事代主命、素盞嗚尊、菅原道真公、五男神、大山祗神、金山彦命、少童神を祀っております。それぞれの神さまに関連した神話や伝承、ご神徳をご紹介いたします。

  • 【武内宿禰命】
    (たけのうちのすくねのみこと)

    第12代景行天皇、第13代成務天皇、第14代仲哀天皇、第15代應神天皇、第16代仁徳天皇の5代もの天皇の時期に棟梁之臣や大臣として仕え、国政を補佐したとされている。神功皇后の新羅出陣を決定づけ、忍熊皇子らの反乱鎮圧にも功を立てた。没した年齢については280歳とも360歳とも云われている。

    ※ご神徳:延命長寿・武運長久・政治安泰・財運隆昌・立身出世

  • 【埴安姫命】
    (はにやすひめのみこと)

    日本神話に登場する「土の神さま」。「埴(ハニ)」とは粘土のことで、「埴安(ハニヤス)」は土を練って柔らかくすることの意味であるとされる。

    ※ご神徳:農業繁栄・土木工事安全・陶器 産業繁栄

  • 【事代主命】
    (ことしろぬしのみこと)

    日本神話に登場する神さま。別名を「八重言代主神」「八重事代主神」という。「事代(コトシロ)」は「言知る」の意味で、託宣を司る神さまとされている。

    ※ご神徳:海上安全・漁業守護・豊漁円満

  • 【素盞嗚尊】
    (すさのおのみこと)

    日本神話に登場する神さま。別名を「建速須佐之男命」という。出雲の鳥髪山へ行った建速須佐之男命が、その地を荒らしていた八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に食われることになっていた櫛名田比売(クシナダヒメ)を歯の多い櫛に変えて髪に挿し、八岐大蛇を退治する話は有名である。

    ※ご神徳:除災招福・開運厄除・国土安泰・国家安泰

  • 【菅原道真公】
    (すがわらみちざねこう)

    平安時代の貴族、学者。漢詩人、政治家。宇多天皇の時代に寛平の治を支えた一人。醍醐天皇の時代には右大臣にまで昇進した。しかしながら、藤原時平に謀られ大宰府へ左遷されて現地で没した。死後、天変地異が多発したことから、「祟り封じの天神さま」として信仰の対象となった。やがて災害の記憶が風化するに従い、道真が生前学問に長けていたことから、学問の神として信仰されるようになったと云われている。

    ※ご神徳:学業成就・合格成就・災難除け・立身出世・和歌上達

  • 【五男神】
    (いつはしらのひこがみ)

    天照皇大神と素盞嗚尊が天の八洲川原における誓約を交わした際、天照皇大神の勾玉よりお生まれになった五人の男の神さま。稲穂の神・農業の神として信仰されている『天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)』、農業の神・稲穂の神・養蚕の神・木綿の神・産業の神として信仰される『天穂日尊(あめのほひのみこと)』、日の神・海の神・風の神として信仰されている『天津彦根尊(あまつひこねのみこと)』のほか、『活津彦根尊(いくつひこねのみこと)』、『熊津樟日尊(くまつくすびのみこと)』がおられる。

  • 【大山祗神】
    (おおやまつみのかみ)

    日本神話に登場する神さま。別名を「和多志大神」「酒解神」ともいう。「ツ」は「の」、「ミ」は「神霊」のことで、「大いなる山の神」という意味であるとされる。別名の和多志大神の「ワタ」は「海」の古語で、海の神を表している。また、息子の誕生を喜んだ大山祗が酒を造り神々に奉げたことから、酒造の神ともされている。

    ※ご神徳:武運長久・林業安全・国土緑化

  • 【金山彦命】
    (かなやまひこのみこと)

    日本神話に登場する神さま。神名の通り「金山」(鉱山)を司る鉱山の神さまとして信仰されている。また、荒金を採る神さまとされ、鉱業・鍛冶など、金属に関する技工を守護する神様ともされている。

    ※ご神徳:鉱山守護・金属系土木工事安全

  • 【少童神】
    (わたつみのかみ)

    日本神話に登場する神さま。綿津見神と書かれることもある。「ワタ」は「海」の古語、「ツ」は「の」、「ミ」は「神霊」のことで、「ワタツミ」は「海の神霊」という意味であるとされる。伊邪那岐が黄泉から戻り禊をした際、底津綿津見神(ソコツワタツミノカミ)、中津綿津見神(ナカツワタツミノカミ)、上津綿津見神(ウワツワタツミノカミ)の三神が生まれ、この三神を総称して「ワタツミノカミ」と呼んでいる。

    ※ご神徳:漁業繁栄・航海安全・海上運輸 安全