当宮は鎌倉中期建長2年(1250)1月、時の領主、清縄左衛門尉良兼(今地氏遠祖)が、遠
石八幡宮白鷺と化して室木に垂跡し給うと知り、氏族の繁栄と、領内安民守護の神とし今
津琵琶首に八幡宮を創建奉斎され、後百年を経て、貞和4年(1348)9月、良兼息弘中堂内
源兼胤(清縄を弘中と改姓)願主として現在地白崎山に壮麗な社殿を造営且つ社領を寄
進して奉遷、旧岩国十七ヶ庄の産土神と仰ぎ領民と共に深く尊崇されましたが兵火に罹り
文亀3年(1503)完工、以後弘中三河守隆兼に至る迄、代々弘中氏が大宮司を奉仕し弘治
元年三河守失脚後、孫今地良房宮司を継承今日に至っています。
岩国初代藩主吉川廣家、慶長5年(1600)岩国に入封、慶長16年社殿を改築すると共に社
領を献じ、武運長久と国郡豊饒を祈願し、歴代の藩主もまた、八幡宮を尊崇し、庶民は等
しく産土神と仰ぎ加護を祈願崇拝し現在に至りましたが、社殿は元和・万治・天和・宝永お
よび寛政と5回に亘り改修築され現在の建物は明治17年に社殿を、大正10年に拝殿を桧
皮葺で改築、昭和44年9月拝殿を、また昭和59年8月本殿を銅版葺きに、裏参道の改修が
なされ、平成元年3月斎館を改築し、祖霊社を奉遷いたしました。
当宮は御創建以来、平成12年には750年の式年を迎えました。後世に残る平成の大造営
事業として境内地を拡幅し、御社殿を北側後方へ移築し、神楽殿・社務所を改築し、大駐
車場を完備しました。
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